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 鳥取県智頭町は、鳥取県の南東部に位置する、面積の約93%を占める山林で囲まれた人口約八千人弱の小さな町です。町を囲む山林のほとんどが杉で、別名「杉のまち」としても知られ、鳥取砂丘を育んだ千代川の源流の町でもあります。
 本塾の主催者らが約30年に渡り、事起こしを実践してきたまちであり、今尚、果敢に様々な取り組みを実践しています。

鳥取県智頭町CCPT活動

CCPT(Chizu Creative Project Team)活動


ひまわりシステム

 郵便局と自治体が手を組み、農協、公立病院、開業医、警察が協力し、お年寄りに思いやりの郵便・巡回サービス、ひまわりシステム事業を生むなど、鳥取県八頭郡智頭町で展開されている、地域おこし運動。
「ひまわりシステム」は1994年8月に智頭町内郵便局と智頭町役場でチームを発足し、1995年4月から全町にサービスを提供しました。

ひまわりシステムの誕生
智頭町ひまわりシステム実施要領


 『ひまわりシステムのまちづくり: 進化する社会システム』


「岡田憲夫智縁篤志文庫」

“長年、「智頭町日本1/0村おこし運動」など、智頭町の活性化にご助言いただいております京都大学防災研究所教授岡田憲夫先生から、研究活動を通じて収集された「地域まちづくり、防災、環境等」に関わる蔵書を寄贈いただきました。
 この貴重な書籍を、芦津いろりの家「蔵」に保管し、町内はもとより、広く世界中の人に活用いただくこととしました。
 現在保管されている蔵書は約3,000冊ですが、今後追加される予定です。”(智頭町ホームページより)

http://cms.sanin.jp/p/chizu/kikaku/mezasu/zeroichi/3/

芦津いろりの家

当協会理事の寺谷篤志の生家を智頭町に無償寄付した建物です。どなたでも利用できます。

「いろりの家」:
http://cms.sanin.jp/p/chizu/town/taiken_sanka/syukuhakutaiken/irorinoie/

日本・地域と科学の出会い館

《日本・地域と科学の出会い館-歴史と役割》

(寺谷篤志・当協会理事)


 鳥取県智頭町(大字早瀬字財の元)に建っています「日本・地域と科学の出会い館」は、1996年12月16日に竣工しました。最初に、何故「日本・地域と科学の出会い館」を建築したかということからお話しましょう。実は私はこの智頭町で生まれ、育ちました。
 智頭町の人口は1960年をピークに15,000人を数えていましたが、私が広島から智頭町に帰郷した1983年には既に過疎化・高齢化・少子化が言われるようになっていました。ところが過疎化の問題は地域の問題でありながら、その抱える諸問題を解決しようと立ち上がる者がいないという深刻な状況を迎えていました。
 私はこれではいけないと思い、問題意識を共有する智頭町内の理解者である前橋登志行氏に一緒に問題解決に当たろうと投げかけました。手始めに1987年から3年間、智頭杉を活用した「木の遊便コンテスト」「智頭杉日本の家コンテスト」「杉加工のログハウス村建築事業」のイベントを展開しました。
 丁度その頃(1988年)、鳥取大学教授(現関西学院大学教授)であった岡田憲夫先生(当協会理事長)と運命的な出会いをしました。この出会いを機縁に私は智頭町活性化プロジェクト集団(CCPT)を結成して、手弁当で駆けつけてくださった岡田先生から直々に社会システム論の講義を受ける勉強会を開きました。
 こうした学習活動やイベントを総括した結果、智頭町の住民にとっては科学者・研究者と自由に出会える「とりつく島となる交流の場」が必要なので、それを皆で作ろうということになりました。1995年8月のことです。智頭町の住民だけではなく、外部の方々の有志20人の賛同者を得、一人50万円を出資し、合計1千万円を基に、自治宝くじ振興金2千万円の補助金を加えて3千万円で建築した建物が完成したのです。以降、この建物は小さいながらも地域の人と外部からの協力者が共に出会い学びあう絶妙の「地域の縁側」(公共空間)となって今日に至っています。
 具体的には青少年の海外視察支援事業や1989年から10年間は科学者・研究者・行政担当者・実践者で新しい社会システム(社会規範)を提言する「杉下村塾」を開きました。イベントとしては、智頭町とタイアップして智頭急行開業一周年記念に合わせて「はくと・はるか・関空シンポジウム」を関空で開催しました。
社会システムの提案としては、智頭町内の郵便局の集配業務を活用した「ひまわりシステム」、集落の住民が自ら活性化計画を策定するという「ゼロ分のイチ村おこし運動」などを展開してきました。この建物はいまや地域の人々と風景にすっかり溶け込み、「出会い館」と呼ばれて、ささやかでも豊かな地域の公共空間として親しまれています。

日本1/0 村おこし運動

 「日本1/0村おこし運動」は、典型的な中山間過疎地域、鳥取県智頭町(ちづちょう)で1997 年度から行われている住民自治を育む運動です。

詳細はこちら(NIRAケーススタディ・シリーズ,鳥取県智頭町「日本1/0村おこし運動」―住民自治システムの内発的創造―,杉万俊夫,NIRA Case Study Series No.2007-06-AA-3)をご覧ください。

『地域からの挑戦―鳥取県・智頭町の「くに」おこし』 (岩波ブックレット)

山郷地区の事起こし

現在進行形の山郷地区の事起こし(旧山郷小学校跡地利用X交流X民宿X防災 )

宇治橋商店街